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当院のこだわり

疾患の的確な診断(検査)と適切な治療

診療

当院では、難聴、耳の痛み、鼻血、鼻づまり、副鼻腔炎、声がれ、睡眠時無呼吸症候群をはじめ、耳・鼻・のどの診療に幅広く対応しています。設備面では、レントゲン、耳鳴りの検査機器、妊婦さま用のネブライザーなどを備えています。

耳鳴りとは

耳鳴り

耳鳴りとは実際には音がしていないのにもかかわらず、どちらかの耳元や耳の奥でキーンという音やジーンという音を感じる現象をいいます。
音が片耳に偏ったり、異常に大きかったり、頻繁に起こったり、いつまでも続く場合は病気を考える必要があります。 耳鳴りには他覚的耳鳴りと自覚的耳鳴りがあります。
他覚的耳鳴りは血管異常、血管性耳鳴りや筋肉性耳鳴りであることが多いです。
自覚的耳鳴りは自分にしか聞こえず、耳の奥や頭の中で感じるもので、低音または高音、持続するもの、断続的なものなど区別されます。

耳鳴りの原因

原因には、頭部の外傷、薬剤中毒によるもの、先天性・家族性に起きるものや、ホルモン異常、高血圧、低血圧、動脈硬化症、糖尿病などの全身的な原因で起こるものもあります。しかし、耳の病気のために起こるものが一番多いです。
代表的なものとしてメニエ-ル病、突発性難聴、内耳炎、内耳の病気、鼓室硬化症、中耳炎などの中耳の病気があります。
そして、聴神経腫瘍と呼ばれる内耳神経のできものが原因で起こることもあります。耳鳴りの治療は難しいですが、原因がはっきり分かれば治療法を見つけることも可能です。

また、4月から新しい生活が始まったり、仕事の部署等が変更となったり、今までの生活リズムが大きく変わってしまう場合があります。
そのため今まで感じていなかったストレスや、疲れが出てしまうことがあります。
それによりいわゆる5月病と言った状態にも入りやすかったりしますが、耳鼻科的には最初にあげた耳鳴り、突発性難聴、メニエール病などの病気を引き起こすことがあります。

耳鳴りの症状

時々の耳鳴りに関してはあまり問題はないのですが、耳鳴りの頻度が増えてきたり、音の大きさが大きくなったりしている場合は耳鼻科受診をお勧めします。

とくに突発性難聴やメニエール病と言った状態になってしまうとめまいが伴ったり、耳の詰まりが生じたりすることがありますが、発症から14日以内にステロイド治療を行わなければ症状改善が認められないこともあるので、早急な受診が必要と考えていただいた方がよいです。

4月・5月の疲れやストレスと言ったものが契機に病状が出現することもありますのでご注意ください。

耳鳴りの検査

当院ではTH-10という検査機や耳音響放射を用い、他覚的な診断をしております。特に耳音響放射では純音聴力検査で発見できない内耳異常を見つけることが出来ます。この検査機は乳幼児の難聴の有無を調べることが出来ます。

耳鳴りの治療

当院ではステロイド加療は内服で施行致します。

内服量を漸減していく方法をとっており、当院では4日毎に経過を見ていく方法をとっていくことが多いです。

そのため、基本的には4日毎に来院していただくことが必要となりますが、治療の経過を見ていく必要性があるためご了承ください。

難聴とは

難聴

難聴とは耳が全く聞こえない状況のみを指すわけでは無く、音や話声が少し聞こえにくいという状態も含みます(その場合は軽度の難聴と言います)。また、難聴はその原因のある部位によって大きく分けると伝音性難聴、感音性難聴、混合性難聴の3つにわけることができます。また、全く聞こえない、生まれつき聞こえない、途中で聞こえなくなった、片耳だけ聞こえない、など、難聴にも様々な種類があります。

■伝音性難聴
中耳や外耳の機能が正常に働かなくなり、音が伝わりにくくなる難聴です。音や声を大きくすれば聞き取ることが可能なので補聴器が有効です。手術や治療で改善できる可能性のある難聴です。原因として、慢性中耳炎・滲出性中耳炎などの中耳の疾患や、耳あかが詰まる耳垢栓塞などの外耳の疾患があります。

■感音性難聴
内耳やその奥の音を聞く神経が正常に働かなくなり起こる難聴です。突発性難聴や騒音性難聴、老人性難聴の一部、メニエール病などの内耳の病気で起こることがあります。感音性難聴は発症後すぐに治療を開始すると改善する可能性がありますが、長期間放っておくと改善しにくいことがあります。

■混合性難聴
伝音性難聴と混合性難聴が同時に起こる難聴を混合性難聴といいます。加齢による老人性難聴のほとんどは混合性難聴といわれます。残念ながら根本的な治療は困難なので、当院では補聴器の相談も受け付けています。

難聴の検査

「聞こえが悪い」「詰まっている感じがする」といった症状がある方にはまず、聴力検査や内耳の機能検査を行います。耳垢が溜まっているだけの場合もあるので、2~3回にわたってチェックしたうえで、難聴の程度などを確認していきます

難聴の治療

突発性難聴の場合は、発症してから2週間をこえると、ステロイドによる治療が難しくなり、その後も聴力の低下が改善されないこともあるので、耳鳴りなどの症状がある場合は早めに受診しましょう。

また、当院では補聴器のご相談にも応じています。2~3週間補聴器を貸し出し、患者さまに合うかどうかをご確認のうえでご購入を検討していただくことができます。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に断続的に無呼吸を繰り返し発症すると、睡眠の質が落ちたり心臓に負担がかかったりするため、日中のお仕事に影響することがあります。特に、運転をされる方は事故の危険もあるため、気になる症状がある場合は、早めに受診することが大切です。なお、深酒をする方や肥満の方は発症リスクが高いので、生活習慣の改善についても適宜アドバイスしています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査

自宅でも取扱い可能な検査機器を使って、普段と同じように寝ている間にできる検査です。手の指や鼻の下にセンサーをつけ、いびきや呼吸の状態から睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性を調べます。自宅でもできる検査なので、普段と変わらず仕事や日常生活をそれほど心配せずに検査することができます。ただ、副鼻腔炎などの症状がある場合には、それを治療することで、いびきが改善されることもありますので、鼻のレントゲン検査なども合わせて行うようにしています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療

症状が軽い場合は減量や生活習慣だけで症状が改善することもあります。しかしある程度症状が進んでしまった患者さんは、ひどい眠気のために気力が低下し、減量や生活習慣改善にもなかなか前向きにとりくむことができません。こういった場合は、寝ている間の無呼吸を防ぐために、気道に空気を送り続けて気道を開存させる『CPAP療法』を用います。

副鼻腔炎(蓄膿症)とは

副鼻腔炎(蓄膿症)

副鼻腔炎(ふくびくうえん)は蓄膿症(ちくのうしょう)とも呼ばれ、顔や頭の骨の中に形成された副鼻腔と呼ばれる空洞に生じる炎症です。
副鼻腔は、副鼻腔換気排泄路と呼ばれる狭い交通路を介して鼻腔と連結しており、正常な副鼻腔は空気で充たされています。しかし換気排泄路がうまく機能せず副鼻腔に空気が入りにくくなると、副鼻腔内に炎症をきたします。風邪などに引き続いて起こった状態を特に急性副鼻腔炎、炎症が2~3カ月以上続いて慢性化したものを特に慢性副鼻腔炎と呼びます。

副鼻腔炎(蓄膿症)の検査

ファイバースコープ等を使って、直接鼻腔の病気の状態を観察する他に、副鼻腔の状態や機能障害の程度を知るためにレントゲンなどいくつかの検査が必要となります。小さなお子様にはなるべく負担が少ないファイバースコープを用います。CTなどの精密な検査が必要な場合は近くの医療機関をご紹介させて頂きます。

副鼻腔炎(蓄膿症)の治療

急性の副鼻腔炎の場合には1週間前後の抗生物質や炎症を抑えるお薬、又、局所療法としてうみを吸って鼻の中をきれいにする、更には、ネブライザー療法といって、抗生物質などの薬を細かい粒子にして副鼻腔まで届きやすくなるように蒸気を鼻から吸う療法などがあります。慢性の副鼻腔炎の場合は、それに加えて抗生物質の一種を少量、2-3ヶ月投与する治療法が有効です。

近隣の提携医院・病院への紹介

近隣の提携医院・病院への紹介

当院では症状・疾患によって、患者様のご意向をお伺いしたうえで、西市民病院など近隣の医療機関へ紹介しております。過去には『声が枯れる』という症状から、医療機関を紹介しガンだったという患者様もいらっしゃいます。少しでも気になる症状があれな早めに来院下さい。