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診療案内

アレルギ−性鼻炎

鼻過敏症ともいわれ、一年中症状のある通年性アレルギ−性鼻炎とスギ花粉症に代表される花粉症、さらに季節の変わり目に症状の出やすい血管運動性鼻炎が含まれます。 通年性アレルギ−性鼻炎は主にハウスダストやダニが原因となっていますが食餌抗原も原因となることもあります。

花粉症はスギ、ヒノキ、ヤシャブシ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギなど、どこにでもみられる樹木や雑草の花粉が原因となり、季節性がはっきりしていますが、年により大量に花粉が飛ぶ年とそれほど飛ばない年があります。花粉が少なければ当然症状は出ないか軽い症状で済みますが一概に言えないのは、患者さん個人の花粉症の重症度に左右され、アレルギ−反応の強い人は花粉が少ない年でも結構症状が強く出ます。 花粉症の重症度はRAST法という血液検査で調べることが簡単に出来、あわせて血液中の白血球の一種である好酸球の量も参考となります。さらに鼻汁中の好酸球も簡単に染色し顕微鏡で調べることが出来ます。

治療は近年大変有効な治療剤が多数開発されていますので症状に応じていろいろな組み合わせを行い、症状を改善させていきます。昭和44年から10年間、大阪大学耳鼻咽喉科においてアレルギ−専門外来を担当していましたが、当時は有効な薬剤がなく、眠気の強い抗ヒスタミン剤を用いながら原因であるアレルゲンの減感作療法をもっぱら行っていました。 しかし減感作療法は定期的に長い治療期間が必要であり、まれではありますがアナフィラキシ−ショックを起こすこともありました。期間と危険性を考えると最近は薬剤治療がより有用となっています。花粉症については季節前の予防的治療が有効で花粉量の多い年でも快適に過ごすことが出来ます。

睡眠時無呼吸症候群について

いびきが主体となって睡眠中に頻回に呼吸が停止する病気です。 夜間の睡眠が不十分となるため、日中の眠気、居眠りが起こりやすく運転中、作業中に居眠りをするため事故につながる症例があります。また突然死を招くこともあるといわれています。 いびきは鼻つまりが最も影響しますが、肥満、咽頭の形、扁桃腺の大きさ、口蓋垂(のどちんこ)の長さ、深酒なども影響し、幼児ではアデノイドの大きさも関係します。 いびきがひどい人は睡眠時の呼吸の状態をチェックしてみてはいかがでしょう。 検査は自宅で携帯用の機械を装着し就眠中の呼吸状態、血中酸素の量、脈拍、血圧などを機械が記録しますので、コンピューターで解析しますと結果が一目瞭然です。 ひどい無呼吸状態の症例ではCPAPという器具を装着して、眠ってもらうことになりますが、日中の居眠りがなくなります。

補聴器外来について

当院では予約制で補聴器外来を行っています。専門の技師により機種の選定、器械調整などおこなうのですが、それに先立ち補聴器装用指導認定医である院長が精密聴力検査を行い、装用耳の決定(多くは片側)、補聴器の種類(耳掛け式、耳穴式、箱型、骨導式など)の相談をします。例えば耳穴式は人からは見えないが小さいため指先の器用さが必要であり、小さいためなくしてしまうことがあり、値段が耳掛け式などに比べ少々高い。耳掛け式はめがねをかける人には少し邪魔、箱型も最近は格好よくなったなど。 補聴器外来で検査結果を基にして機種選定、微調整を行い、2週間自宅で試し期間を置き、日常生活で雑音がなく聞き取りやすいことを確認の後、購入という段取りです。

新生児、乳幼児の聴覚検査

新生児、乳幼児の聴覚を早く把握するため、耳音響放射という方法で聴覚検査を行っています。難聴の乳幼児が言葉を会得するためには一歳未満で適切な方法をとる必要があるためで、この方法で難聴が疑わしい場合にはさらに高度の検査を必要としますので例えば県立こども病院などに紹介いたします。
耳音響放射検査は簡単ですが満腹時にぐっすり寝た状態で測定することが望ましい検査結果を得ることが出来ます。

突発性難聴について

ある日、特に朝、片方の耳が聞こえにくい、電話の声が判らない(反対側の耳ではよく聞こえた)、耳がこもる、つまる感じなど
突発性難聴である可能性があります。難病にも指定されたこの病気は原因不明ですが、過労、ストレス、睡眠不足が起因となり、難聴は元より耳鳴りに悩まされ、時にはめまいも伴うことがあります。発症後3日以内、1週間後、と日を経つにつれ改善が困難となる内耳の病気です。原因は明らかではないにせよ長年の研究により治療方法はかなり明らかになっています。耳がつまる、こもる耳の病気は鼻の状態が悪くても起こることがありますが 中には厄介な内耳の病気も潜んでいるので様子を見ていて治療の時期を逃すと難聴と耳鳴りに悩まされることになります。

声枯れの原因

最近典型的な喉頭癌の症例を3例経験しました。3〜6ヶ月間、声がかすれているのを放置、結果は喉頭癌、声帯癌、前癌状態(白板症)でした。タバコが大きな因子であることはよく知られていますが、まれに喫煙者でなくても喉頭癌にかかることがあります。声の異常に関しては耳鼻咽喉科医は喉頭癌、声帯癌だけでなく甲状腺、肺、気管支、食道の悪性腫瘍のあるなしを検査します。声帯の運動神経の麻痺が起こっての声枯れがあるからです。     
もちろん悪性腫瘍ばかりではなく単なる声の使いすぎ(カラオケ、詩吟など)咳のし過ぎ、職業上の声の酷使、スポ−ツ(剣道、野球など)における大声など沢山の原因が考えられますがタバコ、強いアルコ−ル(ブランデ-、ウオッカ、焼酎など)のストレ−トは喉頭、下咽頭の悪性腫瘍の原因となりかねないのです。


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